ヒトメボ

コラムニスト

石原壮一郎

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 嘘も方便と言いますが、男女関係にウソはつきもの。ということで、今回は様々なシチュエーションで女性が使う体のいいウソを調査してみました! 苦し紛れのウソや相手を気遣うが故のウソなど、男性ならこれらの言葉でグゥの根も出なくなった経験もあるのでは?

食事に誘われたときや、食事に行ったが帰りたいとき

「『忙しい』と『具合悪い』はよく使いますね。周りの女性の話でも『頭痛』を理由にする人は多いですね」(東京・28歳)

「『親』、『ペット』は便利ですよね。『親が来てるから』、『ペットが一人でかわいそうだから』、実家暮らしの子であれば『今日は食事が用意されてるんで、ごめんなさい!』とか言ってるのを聞きます」(神奈川・30歳)

「本当はあまり行きたくないのに、やむなく食事に行くときは『明日、仕事が早いんだよねー』というジャブを序盤から会話に挟んでいきます。『2軒目に誘わないでね』というアピールですね。もちろん、ウソです」(東京・29歳)

合コンなどで「連絡先教えて!」と言われたとき

「『逆に教えてよ!あとでこっちからかけるから』という手はよく使います。その場でかけなきゃいけない雰囲気のときは、一応、空気を読んでワンギリしますが、キャリアが違えば『電波がないから後でかけるね!』って言って逃げます」(東京・26歳)

「親が携帯のアドレスまでチェックしてくるから、うるさいんだよね。ゴメンね!って言ったことあります。ウソとしても苦しすぎますよね(笑)」(神奈川・26歳)

「クラブやイベントなど、ロッカーがあるところでは『携帯、今ロッカーだから教えられなーい』というのをよく使います。自分の電話番号なんて覚えてるに決まっているのに『忘れちゃった!』とか言って。酒の場だからできるんですけどね」(埼玉・27歳)

飲み会の後で、終電を逃してしまったとき

「会社の飲み会で終電を逃したとき、同僚が『うち、近いから来ていいよ!』って。かなりキモい男性だったので、とっさに『私、人の家で寝れないんだよね~』と言って、無理してマンガ喫茶に泊まりました」(神奈川・28歳)

 さすが、「体のいいウソ」というだけあって、どこかで聞いたことのあるような言葉がたくさん出てきました。もちろん本当のことを言っているケースもあるとは思いますが、体調不良、親、ペットなど「不可抗力のせいにするウソ」が多いようですね。

 では、このようなウソをつかれたら、男性はどんな対応をするのが好ましいのでしょうか? 「大人力検定」などでおなじみのコラムニスト・石原壮一郎さんに、大人の男性としての正しい対応を伺いました。

「大人の男性としては、言葉の裏にある意図を読み取らなければいけません。つまり、こういったウソを言われた場合、その奥にある『あなたに、その気はないわよ』という本心を察することが大切。本当に親が来ているか? とか、ペットがいるか? は重要ではないのです。言葉の表層に惑わされるのではなく、しっかり真意を見抜いてこそ、大人の男性なのです」(石原さん)

 なるほど。「えー、それ本当なのー?」と、相手を疑うのは野暮ってことなんですね。

「そもそも、ウソを付いてくれるというのは男性に対するもっとも誠実な態度です。なるべく男性を傷つけないように『お前、諦めろや』と伝えてくれているのですから。それをウソと言ってしまうと、女性の思いやりや、やさしさを台無しにしてしまいます」(石原さん)

 そうか。オブラートに包んで言ってくれていること自体、女性が自分に気を遣ってくれているということですね。でも、もし口説こうとした相手からこんな言葉が出てきたら、男性としては意気消沈というか、どうしようもないというか…。

「そのときは気持ちの切り替えが大切です。目の前の女性を落とすことを目的とするのではなく、その場をトレーニングと捉えて経験値を上げる方向にシフトしましょう。連絡先ゲット、お持ち帰りなどのゴールを定めて、様々な角度から攻めていくのです。もし、やんわりと断られ続けたとしても、諦めないことが大切です。自分の戦闘力を高めて、次に活かせれば結果オーライですから。

 また、女性は自分自身にウソをついている場合もあります。『本当はホテルに行ってもいいけど、そんなことしたら軽い女に見られてしまう!』という心理ですね。それを見逃さないためにも、やはり攻める気持ちは必要です。『キミは自分にウソを付いているんじゃないのかい?』と攻めて、奇跡を望むのもいいでしょう。まぁ、『本当に無理』となることがほとんどだとは思いますが(笑)」(石原さん)

 体のいいウソを言われたとしても、諦めず攻める姿勢が大切なんですね。石原さん曰く「女性はこうやってウソをつきながら、男性を鍛えてくれているんです。このウソを乗り越えてこい、もっと強い男になりなさいというメッセージも含まれています。ありがたいではありませんか」とのこと。体のいいウソとは、男性が乗り越えるべき壁だったんですね! ぜひ、参考にさせてもらいます!

(船山壮太/verb)
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ライター

船山壮太

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