ヒトメボ

心理学研究家

栗原典裕

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読了時間:約3分

 カップルの付き合っている理由はさまざま。似ている二人だから、もしくは、お互いにないものに惹かれているから、どちらも聞きますよね。でも実際のところ、似ていると好きになるのか似ていないと好きになるのか、どちらなのでしょうか? 心理学研究家の栗原典裕先生にお話を聞きました。

「結論から言うと、どちらも本当です。似ている場合は共感してくれるという想いや安心感につながります。逆に、似ていない場合は相手の言動に刺激を受け、ますます魅力的に思えることがあるからです。安心感と刺激、恋愛においてはどちらも大切なポイントです」(栗原先生)

 なるほど。似ていることにも似ていないことにもプラスの作用があるんですね。ということは、恋愛においては二人が似ているかどうかはあまり気にしなくてよいのでしょうか?

「そうではありません。『価値観』は絶対に似ている必要があります。生きていくうえで、どんなことを大切に思うのかといった根本的な部分ですね。例えばリスクを取らず安全に生活していきたいのか、リスクをとってワンランク上を狙うのか。または人間関係を大事にするのか、仕事を最優先にするのか、といったことです。根本的な『価値観』が違えば必ず関係に歪みが生じてしまいます」(同)

 だとしたら、なるべくなら二人は似ていたほうがよいのでしょうか? 好きな物が違っていたりするとケンカすることもありそうですし……。

「いいえ。『嗜好』の違いはなんの問題もありません。むしろ違うほうが良いことも多いです。また、経験してきたことの違いも相手の好奇心を刺激します。『価値観』が似ていることは恋愛の始まりに効果があり、『嗜好』や経験が違うことは恋愛のマンネリを防ぐ効果があるともいえますね」(同)

 なるほど。価値観が同じで嗜好や経験が違うことが恋愛にとっていちばん良い状態なのかもしれないですね。最後に、具体的なシチュエーションと注意点についてもお聞きしました。

価値観が同じで嗜好が違うケース

「ブランドの好みは違っていても問題ありませんが、『バッグはいいものを買う』『靴はブランドにこだわる』などの価値観は似ているほうがよいでしょう。もし、価値観が違っていると『金遣いが荒いんじゃあ……』または『ケチくさい!』と思われてしまう可能性があります」(同)

嗜好が同じで価値観が違うケース

「出かけるときに一緒になって鑑の前で念入りに身支度する。あるいは、ともに手早く済ませるなど、一見、気が合っていて良いように思いますが、相手がその行動を『女らしい』『男らしい』という価値観で行っているときには、かえって『女じゃないのに』『男じゃないのに』と不評につながる可能性があります」(同)

 似ていることと似ていないこと、状況に応じて使い分けて恋を長続きさせたいものですね。

(黒澤真紀/コンセプト21)
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ライター

黒澤真紀

コンセプト21

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