ヒトメボ

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 『ドカベン』(秋田書房/水島新司著)や『タッチ』(小学館/あだち充著)、『あしたのジョー』(講談社/高森朝雄原作、ちばてつや画)など、先の時代から読み継がれてきたスポーツ漫画。いつの時代でも共感できる爽やかなストーリーは、きっと次の世代にも愛されることと思います。では、現代のスポーツ漫画の中では、一体どんな作品が次の世代に読み継がれることになるのでしょうか。20代男性が思う「次の世代に伝えたいスポーツ漫画」について聞きました。

バスケ漫画の王道? /『SLAM DUNK(スラムダンク)』(集英社/井上雄彦著)

「主人公、桜木花道がバスケに目覚めていくストーリー。不良少年だった花道が試合中に言った『オヤジの栄光時代はいつだ』『オレは今なんだよ!! 』という台詞が好きです」(25歳・銀行)

「コーチの安西先生の『あきらめたらそこで試合終了』という名台詞が忘れられない」(26歳・広告)

 好きな台詞では他にも「三井寿の『バスケがしたいです』」(27歳・制作)や「『左手は添えるだけ』。花道の愚直さが分かる名台詞」(24歳・飲食)などが挙がり、不動の人気を見せつけました。

野球の素晴らしさを感じる! /『MAJOR(メジャー)』(小学館/満田拓也著)

「おとさんがデッドボールを受けて死んだとき、吾郎が言った『おとさんを返して』という台詞。未だに涙なしでは見られません」(28歳・自動車)

「好きな台詞は、吾郎が試合中対戦相手に言った『仲間と励まし合ったり喜び合えたりできないんなら、オレはその方が百万倍くだらない人生だと思うね』。野球の素晴らしさを表わした名言! 」(25歳・教育)

 野球選手の息子として生まれた主人公・茂野吾郎の成長を綴った同作品。少年期のエピソードが人気のようです。

ドラマもヒットした人気漫画/『ROOKIES(ルーキーズ)』(集英社/森田まさのり著)

「川藤が不良の新庄に言った、『人に好かれたいなら人を好きになることだ』。こんなことを言ってくれる、熱い先生が欲しかった! 」(24歳・飲食)

「何度も読み返した大好きな漫画。彼女にも読ませようとすると、『絵が怖いから読みたくない』と言われ、落ち込みました」(25歳・IT)

 熱血教師の川藤が少年達を更正させるストーリー。数年前放送されたドラマは、若手イケメン俳優たちが出演して話題にもなりましたよね。

ありえない設定も許せる!? /『炎の闘球児 ドッジ弾平』(小学館/こしたてつひろ著)

「死んだお父さんの墓石に向かって渾身のシュートを投げたり、その所為でお墓が倒れてしまったり、なぜかそこから形見のボールが出てきたり……。よく考えると無茶苦茶な話だけど、そこも含めて面白い」(29歳・制作)

 強引さの残るストーリー設定。その斬新さも含めて、後世に残していきたい……かも?

 他にも、「11人抜きした久保嘉晴が、試合が終わった直後に亡くなるシーンが印象的」(26歳・IT)という『シュート! 』(講談社/大島司著)や、「体操をメジャーな競技にしたのでは」(23歳・教育)という『ガンバ! Fly high』(小学館/森末慎二原作、菊田洋之作画)なども挙がりました。名作は次の世代にも読んでもらいたいもの。今後数多くの漫画が登場しても、いつまでも変わらず愛される漫画でいて欲しいですね。

(山本莉会/プレスラボ)
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ライター

山本莉会

プレスラボ

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