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日本人の約10人に1人と言われている〝左利き〟。例えば改札を通るときなど、右利きを前提にできている世の中ではどうしても不便を感じてしまうはずですが、ときには得することもありそう。左利きで得したことについて、ヒトメボ読者に聞いて見ました。

スポーツで有利

「中高と部活でテニスをしていたのですが、左利きは有利でしたね。こっちは毎日右利きと練習していますが、試合で当たる相手は左利きに慣れていない人が多かったです。テニスは球の回転が重要なスポーツでもあるし、左手でかけたスピンに相手がうまく適応できていないことがありました」(大阪/28歳男性)

卓球の水谷隼選手は、サウスポーが有利ということで、本来は右利きなのに卓球の利き手を左に矯正したのだとか。テニスや卓球では、左利きが純粋に強いというわけではなく、相手の慣れないという意味で相対的に有利なようです。

作文で手が黒くならない

「小学生の夏休みに出された感想文の宿題では、400字詰めの原稿用紙に右から左へ縦書きしてた。だいたい5枚くらい書かなきゃいけないんだけど『手が黒くならなくてラッキー!』と思ってた」(岡山/24歳男性)

その他、漢字の練習帳や硬筆など、右→左の場合は確かに左手だと手が汚れにくいですよね。しかし一方で、英語や数学のノートをとるときなど、横書きの場合は右利きがベター……甲乙つけがたそうです。

セルフネイルが上手にできる

「私は左利きですが、たとえば鍵を開けるときとか自販機で小銭を入れるときとかに日常生活ではどうしても右手を使わざるを得ないことが多いんですよね。おかげで、右手もある程度は器用になるから、セルフネイルが上手にできる」(神奈川/31歳女性)

左利きの人のなかには、字を書いたり食事をしたりするので手を使い分ける場合も。右利き中心の社会で必要に迫られてそうなるのですね。セルフネイルは、右利きだと左手で右手の爪を塗るときにぎこちなくなってしまいますから、両手がある程度以上に使いこなせる左利きが得らしいです。

アイデンティティがひとつ増える

「AB型もそうかもしれないけど、左利きってだけでアイデンティティになるんですよ。初対面の人に会ってたどたどしい感じのときとか、『改札通るの大変なんですよ』みたいに左利きの話で場つなぎできる」(大阪/28歳男性)

「ちょっと前まで『俺、サウスポーなんだぜ』って自慢に思ってた(笑)」(山梨/22歳男性)

〝サウスポー〟という響きがかっこいいですよね。右利きの人なら、左利きに憧れを抱いたことが一度くらいはあるのでは?

左右で握力が均等

「体力測定で握力を測ってみると、だいたいの人は右手が強くて左手は弱いんですよね。自分の場合は、左利きだし右手も日常でわりと使うから、左右均等なんですよ。左利きのおかげで筋力のバランスとれてるんだなって思ってた」(徳島/33歳男性)

右利きの場合、見た目も右腕のほうが太かったりしますよね。左利きだと、比較的に左右均等に使うため筋力のバランスも左右対称に近くなるようです。

遺伝的に決まっているとも、生後の運動の仕方で決まるとも言われている利き手ですが、いつの時代も左利きは少数派。生活に支障が出ることもある一方で、得することもあるのですね。

(ヒトメボ編集部)
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