ヒトメボ

つぐみ恋愛相談所代表

橘つぐみ

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約4分

 自分のことを好きだと言ってくれたけれど、「ごめんなさい」と断ってしまったあの人。そのときは異性として意識していなかったし、付き合うなんて選択肢はなかったのに…。ところが、ふとしたきっかけで久しぶりに連絡をとったら、いまごろ気になる存在になってしまった…と、こんな状況に陥ってしまった経験はありませんか?

 過去に告白された人って、元恋人でもなければただの友達でもなく、だけど「なんとなく他の異性とは違う特別な存在」になっていたりしますよね。もし、そんな人に恋心を抱いてしまったら…きっと特別なアプローチが必要なはず。どうしたらいいのでしょうか?

「過去に振った相手ですから少なくとも一度は傷つけているという事実があります。振った相手と新たに恋愛関係を築きたいのなら、『自分が優位に立っている』と思わないことが大切です」

 とは、恋愛コンサルタントの橘つぐみさん。たしかに、「過去に自分のことが好きだった相手」というと、なんとなく自分が主導権を握れそうな気もしてしまいますが…それは傲慢ってこと?

自分に都合よく考えないこと

「大切なのは、いま相手がどんな恋愛状況にあるかです。特に振ってから何年も経っている場合、おそらく相手がまだ自分に好意を持ち続けてくれていることは稀。相手もそれなりに色々な恋愛をしてきているでしょうから、自分に都合よく考えるのはやめたほうがいいですね。むしろ、相手と一から人間関係を築くつもりで臨んだほうがいいでしょう」(橘さん)

 では、具体的にはどんな風に関係を築いていくといいのでしょう? 振った相手だけに気を遣うし、タブーな話題もありそうな気が…。

過去の話題に触れていいタイミングは?

「いきなり恋愛の話をするのは気まずいと思うので、まずは自然に連絡を取れる関係になることが第一。アドレスを知っているのなら、メールで世間話をしたりして、地道に距離を縮めましょう。もし相手が学生時代のクラスメイトなどであれば、『みんなでまた集まろうよ』とクラス会を提案したり、複数人で定期的に飲み会を開催するなど、会う約束もしやすいはず。そうでなくても、例えば相手が家電に詳しい人であれば買い物を手伝ってもらうというように、相手の得意なことを教えてもらったり、相手にとって有益な人物を紹介したり…と、何かしら口実をつけて連絡をとってください。

徐々に距離が縮まってきたら、過去の話題にそれとなく触れるのもアリ。自分が振ったときのことに対し、『あのときは私、自分の気持ちをよく分かってなかったんだよね』など、後悔している想いを伝えてみてもいいでしょう。ただし、重い雰囲気で言うのはNG。あくまでも、『こんなこともあったよね』と、サラリと口にするのがポイントです」(同)

 過去の話には触れないほうがいいのかと思ったけれど、自分を再び意識してもらうには有効なのかも。それよりも、橘さんいわく自分の「浮いた話」を控えたほうがいいとのこと。

本当にタブーな話題とは?

「これまで付き合ってきた人の話や、最近充実している…といった話題はあえてしないほうがいいでしょう。むしろ、いまフリーであることをアピールしたほうが◎。女性ならば『休みの日に遊ぶ人がいなくて』などでもいいですし、男性なら『彼女いなくて寂しい』と素直に口にしてもいいと思います。相手を異性として見ていることは、積極的に伝えたほうがいいですからね。とはいえ、『まだ俺のこと好きなんだろ?』と上から目線で迫るのはダメ。相手は見下された気持ちになり、離れていってしまいます」(同)

 やはり謙虚な気持ちは忘れちゃいけないってことですね。ちなみに、いざ告白を考えたとき、振った相手にもう一度告白させるよう仕向けるのがいいのか、それとも今度は自分のほうから告白するのがいいのか、どちらがベストなんでしょう?

もう一度告白してもらうべき?

「これは状況にもよりますが、一つ言えるのは『女性から告白してもOK』ということ。よく、『女性から告白すると、付き合ってから大事にされない』なんてことを耳にしますが、あまり気にしなくて大丈夫です。しかも一度振った相手ですから、よほどハートが強くない限り二度目の告白をしてくれることは難しいでしょう。相手に恋人がいたり、仕事や勉強に集中していて恋愛モードでないときは別ですが、そうではないなら自分から積極的に行っていいと思いますよ」(同)

 「追われる側」から「追いかける側」になるのも、恋愛においては珍しくないこと。昔は気づいていなかった「素敵な相手」を、今度こそ逃さないようにしたいですね!

(池田香織/verb)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

池田香織

verb

あわせて読みたい