ヒトメボ

恋愛心理カウンセラー

根本裕幸

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読了時間:約3分

 同窓会や友人の結婚式などで、別れた恋人と久しぶりに顔を合わせることって意外とあるもの。そんなとき、未練がある人は、「相手は今フリーなのか?」「自分のことをどう思っているか?」など考えてしまいませんか? 仮に未練がなかったとしても、ちゃんと会話ができるか、他人の目がある前で気まずい空気にならないかといったことを考え、なんとも言えないそわそわした気持ちになってしまうはず。

 こういうシチュエーションのとき、どんな心構えを持ってから会うべきなのでしょうか?

「本人の気持ちや別れ方にもよりますが、こういう場合『もしかしたらヨリを戻せるかもしれない』、『もう一度いい関係性を築けるかもしれない』といった淡い期待を抱いてしまいがちです。でも大前提として言えるのは、『必要以上に期待はしないこと』が大事です。

もし自分が相手を振っていた場合、傷ついた気持ちを引きずっていてあなたとはできるだけ距離を置こうとするかもしれません。また逆に周囲の視線を気にして、必要以上に明るく振るまい、会話を楽しんでいるフリをすることも考えられるでしょう。こちらが振られていた場合は、自分に申し訳ない気持ちやわだかまりを解消したい気持ちから、積極的に相手が話しかけてくるかもしれません。

しかし、こういう心理がどちらかに働いた場合、どこかぎくしゃくした空気になることを想定しておきましょう。そんなときは、相手の近況が気になっても深入りした質問はNGです。ですからまずは、相手と当たり障りのない会話をしてぎくしゃくした空気にならないかを慎重に探る必要があるでしょう」(恋愛カウンセラー・根本裕之さん)

 でも、元カレ・元カノとも気まずくなりにくい「当たり障りのない会話」ってどのようなものなの?

「相手の家族の話題や仕事の愚痴など、付き合っていたときに共有した話題以外のものです。例えば付き合う前の友達時代の想い出や共通の友人の話題等を出し、会話のキャッチボールがうまくいくかどうかをチェックしましょう」(同)

 では、その会話でぎくしゃくしなかったら、恋人時代の話や近況を質問してもOKということ?

「そのとおりです。そこで、会話が円滑に進んで初めて『今恋人いるの?』といった踏みこんだ質問ができます。実際、久しぶりに前の恋人と会って、ヨリが戻るということはよくあります。でもこれはお互いに『過去は過去』と割り切れている場合がほとんど。

なぜなら、相手に恋人だったときとは違う魅力や、当時から成長した部分を見つけて、また新たに『いいな』と思う感情が芽生えるから。ですから、あまり気負わず、当たり障りのない会話をしてみることから始めましょう」(同)

 では、もし自分にまだ未練があったり、相手に怒りを覚えていたらどのように接すればいいのでしょう…?

「そんなときは無理に話す必要はありません。周囲の友人などに相談して、2人きりにならないように配慮してもらったり、イベント後につらい気持ちを吐き出せる相手を作って話を聞いてもらうなど対策をあらかじめ準備しておきましょう」(同)

 なるほど。元カレ・元カノに遭遇するときは、無理せず、期待せず、当たり障りの無い会話から、新しい関係性を築いていきましょう!

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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