ヒトメボ

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 男女で飲んでいるとき、男性が口にする言葉のなかには「お持ち帰り狙い」で発せられているものもあるでしょう。それに対して「この人、今夜私の体を狙ってる!」と警戒心が働く女性もいます。女性たちは彼らのどんな言葉を聞くと警戒してしまうのでしょうか。ヒトメボの女性読者に「一夜を共にしようとしている男の口上」について聞いてみました。

「うちの近所に○○があってさ…」

「しきりに近所のバーの話をしてきた男性がいた。『うちの近所にすごい雰囲気のあるバーがあってさ…』という感じ。そのバーがいかに居心地いいかをすごく話してくるので、『そのバーで飲んでから、そのままお持ち帰り狙い?』と思ってしまった」(東京・24歳女性)

 そんなに自慢のバーなら「へえ、今度見てみたいな」くらいは返してあげたいところですが、「今日これから行こう」みたいな雰囲気が強く出ていると、うかつには話に乗れないですよね。

「おれ手相見るの得意」

「『おれ手相見るの得意』とアピールしてくる人は怪しい。まずは軽く手あたりから触って、その先に持って行こうとしているのでは」(東京・30歳女性)

 手相を見るときは、極めて自然な流れで軽いボディタッチが発生します。占いに弱い女性も多いので、もしこれが男性側の狙いなのだとしたらなかなか狡猾です。

「肩こりがひどい」

「『仕事で疲れている』とか、『肩こりがひどい』は黄信号。『癒やしがほしいのか!?』『マッサージしてほしいって言い出すんじゃないだろうな?』と身構える」(埼玉・25歳女性)

 マッサージにも否応なしに触れ合いが発生しますからね。「疲れている」をほかに何と表現していいのか悩ましいところですが、そもそも口に出さないほうがいいのでしょう。警戒心の強い女性は野生動物並みの敏感さで身構えます。

「映画好き?」

「『映画好き?』って聞かれると、それだけで怪しんでしまう。というのも、以前飲みに行った男性が『映画好き?→最近はどんな映画見たい?→じゃあ今からDVD借りて観ようよ→おれんちか君んちで今から観ようよ!』としつこく言ってきたことがあったので」(東京・22歳女性)

 映画の話題が出ただけでとはなんとも気が早いですが、このように過去の実体験に基づいてトラウマ的な警戒心を持つに至った女性もいます。ただ趣味を知りたい男性としては不便この上ないですね。

「飼ってる○○が癒し」からあまりに話を引っ張る

「ペットの話が過度になってくると狙ってる感が見え見え。『猫がいるんだけど、かわいい』とか『飼ってるハムスターが癒やし』くらいならまだOK。あまりにもペットの話を引っ張る人は、ペットを見せる口実で自宅に連れ込みたいのかと」(東京・28歳女性)

 ペットは女性が男性の家を訪れる理由として割とポピュラーですよね。それもあって余計に「君が見に行きたいと言うまでこの話をやめないッ!」といった無言の圧力を感じてしまうのかもしれません。

「柔らかそう」

「『スタイルいいよね』とか『肌きれいだよね』とか、体のことを褒められたら。一歩踏み込んできた感じがするし、私のことをそういう目で見ているんだなあと思ってしまう。私の経験だと『柔らかそう』って言われたらまず狙われてる!」(神奈川・26歳女性)

 ほかはともかく「柔らかそう」は女性が肯定しても否定しても、そのあと男性が何を言い出すか想像がつきそうです。

SかMか

「SとかMって単語が出てきたらもうダメ。ソフトなエロの話から始まって、徐々にエロい話に持っていこうとしている」(東京・29歳女性)

 最近は少し下火になった感がありますが、一時期「SかMか」の話題は時候の挨拶くらい気軽に使われていたこともあったような。それもダメだと言われれば仕方ないものの「ただ単に、女子とちょっとエッチな話がしたい」という男性もいる……かもしれません。

 はたして男性の下心は見抜かれてしまっているのか、それとも女性の深読みに過ぎないのか。今夜もどこかで、きっとこうしたスリリングな男女の駆け引きが行われているのでしょう。

(藤井弘美+プレスラボ)
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ライター

藤井弘美+プレスラボ

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