ヒトメボ

恋の赤ペン先生

阿部卓哉

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読了時間:約3分

 前回、メールの達人である恋の赤ペン先生に、返信に困る面倒なメールに対する正しい回答例や返信時の極意を教えてもらいました。今回は、前回よりさらに面倒臭さが増したメールに対する上級な返信テクニックを伝授いただきました!

メール例1

今日って●●で仕事?

返信例:『そうだよ、めちゃ忙しい…手伝いにきてくれるの? ありがとう、優しいね』

「これは相手が近くにいる可能性があるときのメールです。うかつに正しい退社時間まで伝えると『終わったら飲みにいこう』と誘われる可能性大。とはいえ、いないと嘘をつくのは『届け物だけして帰るよ』などと言われるリスクもあるので気をつけましょう。多少強引でも、『いや、そういう意味ではなくって…』と思わせるメールでねじ伏せましょう。この返事をしておけば、次にメールがきても忙しくて返事ができなかった、という理屈を伝えられます」(恋の赤ペン先生)

メール例2

「今日は寒いけど天気いいね! クリスマスのイルミネーションもきれいだし! 皆楽しそう。今日はどこかにでかける予定あるの? そういえば、クリスマスの予定ってもう決まってる? あと明日の◯△×…?」

返信例:相手が2通目を送ってくるまで返事をしない。

「こうした必要以上に長いメールやセンテンスが多くて、一つ一つコメントして返事しなければいけなさそうなメールが届いたら、すぐ返事をしてはいけません。なんなら返事しないほうが正解です。向こうから返事の催促メールが来たら、ようやく『ごめんごめん。長いメールだったので大事に返そうと思ってて、、、』といった返事をすべきです。このときに『長いメール』という言葉を入れておくことで、返事に時間がかかる、つまりは面倒なメールだということを伝えられます」(同)

メール例3

◯◯ってお店知ってる?

知っている場合:

『知ってるよー、好きなお店だよ。でも行き過ぎたから飽きてる。笑』

知らない場合:

『聞いたことあるなと思って今調べたら、友達に誘われてる店だった。笑』

「一見面倒なメールではなさそうですが、次のメールでお誘いがくる可能性があるし、こちらの出方によって相手も柔軟に対応できる厄介なメールです。あなたがもしそのお店を知っていたら、嘘ついても仕方がないので、正直に知っていることを伝えましょう。しかし、相手が自分を誘いづらくするためにはそのあとのワンフレーズが重要。『飽きている』の部分を『自粛している』に変えて、重要な問題感を演出してもいいかもしれません。また、知らない場合も調べたことを伝えることによって『興味持ってくれたんだ!?』と思わせることに成功します。これは友達に誘われているというだけであって、行くとは言ってないので相手を傷つける嘘にはなりません」(同)

 な、なるほど…! 送り主も傷つけず、自分も面倒を回避できる魔法のフレーズに目からウロコが落ちてきました。先生の回答例を参考にして、厄介なメールがきても巧みに対処できるようになりたいですね!

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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